今回はアキュラホームの営業さんから紹介があったFPさんとのお話です。
我が家は、最初ローコスト住宅で検討をしていましたが、様々なハウスメーカーを見るうちにミドルコストのハウスメーカーにしたいと思うようになりました。
気持ちが変化した理由としては、「自分たちが何を大切にしたいのか」が、明確になったからです。
今回は、ローコストからミドルコストに変更するにあたって予算の見直しをした話をしていきます。
予算の見直しをするきっかけ
私たちがマイホームを検討し始めた時は「コスパの良さ」を重要視していました。安く建てられればその後の生活の負担も少なくなる…と思い、迷わずローコストメーカーを希望していました。
しかし、ミドル~ハイコストのハウスメーカーを見学した際、どこも決まって"耐震性"や"アフターメンテナンス"に力を入れているのを感じました。
建物の耐震性能を表す指標である"耐震等級"。等級は1~3で分かれており、数字が大きいほど性能が高くなります。
耐震等級1でも、「震度6〜7の大地震でも倒壊・崩壊しない」ことを基準とされていますが、実際、耐震等級1,2では過去の地震で倒壊の報告が多々あるそうです。
一方で耐震等級3の住宅は過去の大地震でも倒壊していないことが分かっています。
ミドル~ハイコストメーカーは費用がかかっても、永く住み続けられる様に耐震等級3の住宅を作ることを重視していることを聞き、感銘を受けました。
また、ローコストメーカーはアフターメンテナンスの保証期間を短くすることで費用を抑えているそうです。
さらに、屋根や外壁、防蟻対策など将来かかるメンテナンス費用を比較しても、ローコスト住宅のほうがメンテナンスの頻度が多いため、総額は同じかそれ以上になってしまうそうです。
それを聞いて、地震に強いのはもちろんですが、何十年後の未来を見据えた家づくりをしたいと思い、ミドルコストメーカーが私達には合っていると感じました。
FP相談とは?
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、暮らしとお金に関するアドバイアスをしてくれる専門職のことです。
FPさんとの相談は、アキュラホームのモデルハウスで行われました。
この時、アキュラホームの営業さんはその場にはおらず、FPさんと私たちだけでお金の相談ができました。
因みに相談費用は無料です。
初回は、ライフプランを立てるためのヒヤリングです。
具体的には、"日々のお金と将来のお金について"、"何にお金をかけたいか"を質問されました。
①日々のお金と将来のお金
まずは現在の収入や生活費について質問がありました。日ごろから家計簿を付けていたのでスムーズに答えることができました。
将来のお金については、今後かかるであろうお金について教えていただきました。教育費や老後の生活費など、どのくらいお金がかかるかは知らなかったので勉強になりました。
②何にお金をかけたいか
この質問では私たちがどんなことにお金を使いたいかの優先順位をつけました。
私たちは家の中で過ごすのが好きなので、「住宅>教育>セカンドライフ」の順に優先順位を決めました。
全ての質問を終え、初回の相談は1時間ほどで終了しました。
1週間後、2回目の相談会では50ページものライフプランを作成してきてくださいました。
ライフプランには前回の情報をもとに、マイホームを建てた場合の試算表が載っており、生涯の生活費はどれくらいかかるのか、住宅ローンの上限、子供は、老後は、など様々な視点から説明をしてくださいました。
そして、本題のマイホームの予算の説明で驚愕の一言。
「4,500万円なら無理なく生活していけますよ。」
正直 、"えっ、、高すぎない?本当か?" と思いました。
(確かに試算表はローンを4,500万で計上していても老後も十分な資金を確保できていました)
この時の心境は、今の生活費についてFPさんに褒めていただいて嬉しかったのが半分、とても大きな買い物をしてしまう可能性に怖さも感じました。
医療保険の見直し、資産運用
3回目の相談会では、リスクに備えるための対策について話を聞きました。
前回はライフプランをもとに、今後どれくらいのお金がかかるのかを理解しました。
ですがもし、病気やけがをして働けなくなったら?
老後のお金の価値がものすごく下がっていたらどうすればいいのでしょうか?
病気のリスクについて、まずは現在加入している医療保険の内容が適切なものになっているか確認していただき、FPさんの会社の商品と比較して保険料が抑えられるかどうか見てもらいました。
次に老後のリスクについて。FPさんは「資産運用」を勧めてくれました。
私はそれまで、資産運用という言葉を聞いたことがありませんでしたが、FPさんが、初心者の私にも分かるように噛み砕いて説明してくれました。
全ての説明が終わった後、やはりFPさんは営業なので「申し込みをしますか?」と言う流れになるのですが、ここは一旦持ち帰り、冷静に考えられる時に夫婦で話し合いをしました。
結果的に、我が家は医療保険も資産運用も契約はしませんでした。
営業さんといえばグイグイ営業をかけてくる印象があったのですが、こちらのFPさんはそんなこともなく私たちの意思を尊重してくださったのでよかったです。
まとめ
今回FPさんとの相談会で私たちの予算がどのくらいなのか知ることができました。
おかげでミドルコストメーカーを選択する後押しになりました。
(ですが、住宅ローンを多く借りれば、その分利子も増えてしまうので不安もあります…)
家に帰ってからもう一度、ライフプランを見返しました。
物価が高騰している世の中であることを考えると生活費については少し増やして考えるべきだと思い、計算し直してみました。個人的にはそうしたことで少し不安が解消されました。費用は厳し目につけるのが大事なのかなと。
マイホームがほしい… これから家族構成が変わるかもしれない… 車を持つことがあるかもしれない… と、考えていた我が家にとって将来のお金の話ができたことはとても良い経験になりました。
自分たちのライフプランを考えるきっかけができて良かったです。
今回はシビアな話もありましたが、家づくりにおいて必要な回だったと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。次回もお楽しみに